「モノ」小野寺史宜(著)を読んで

読書ノート

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~なぜ小野寺史宣さんの本に惹かれるのか~

そらいろ
そらいろ

こんにちは、そらいろです。1冊読み終わりましたので、感想を綴りたいと思います。今回は小野寺史宜さん著「モノ」です。

あらすじ

鉄道の中でも不思議なアミューズメント感がある「東京モノレール」に、
昔から用がなくても乗るのが好きでしたが、この本を読んで、
やっとその理由がわかった気がします。市川紗椰さん堪能!
お仕事小説の名手が贈る日本初のモノレール小説!!
(—※本の帯より抜粋—)

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そらいろが綴る読書感想文

私は小野寺史宣さんの本が好きです。
小野寺史宣さんは2019年、「ひと」(祥伝社文庫)が第16回本屋大賞で第2位にランクイン。
私はその本から小野寺さんを好きになりました。

今回は、2024年出版の「モノ」(実業之日本社)を読みました。
その最初のページで衝撃を受けました。
それは清遠澄奈さんの最初の語り部分。

「一人称で書かれたものが好き。
主人公の体験を、読んでいるわたし自身も追体験できる感じが好きなのだ。
小説のなかの主人公が知らないことは読者のわたしも知らない。それでいい。
実際に一人の人間がすべての事情を知ることなどないから。」

—小野寺史宜「モノ」より抜粋—

今まで小野寺さんの本が好きで読んでいました。
でも、小野寺さんの本の何が好きなんだろう?
漠然としてて、言葉で上手く表現できませんでした。
もどかしい気持ちでした。
実世界に近い日常が、淡々と進む生活の描写が好きなのか。
主人公目線の考えや思いに触れて共感することか。
主人公の日々を追って、今の私とは別の人生を辿っている感覚が好きなのか。
その全部。つまり私も「モノ」の物語中の清遠澄奈さんと一緒で、
一人称の小説に面白さを感じているんだ!と気付きました。
まさか小野寺さんの本自身が私に答えを教えてくれるとは思いもよらなかったです。
そして、小野寺さんの本の中の登場人物と同じ思いであることに、とても嬉しさを感じました。
読書って面白い。
自分が何が好きで、どういうものに惹かれるかを教えてくれます。

この「モノ」は「東京モノレール」で働く人たちの物語です。
主に描かれる4人の「個性」も良かったです。
期待通り。それぞれに個性があり、不器用さもありながら
好きになれる人柄。応援したくなる人柄。
また、細かなことですが、杉本滋利さんのジャズの語りのくだりに興味をそそられました。
ジャズのことを全然知らないけど聞いてみたくなります。
カッコつけて聞きたいのでなく、私に合うなら聞いてみたい。そんな感じです(*^-^*)

そらいろ
そらいろ

今後も小野寺史宜さんの新しい物語を期待しています。
最後まで読んでくださり有難うございました!

私が小野寺史宣さんと出会った作品は「ひと」です。
「まち」
「タクジョ」
「片見里荒川コネクション」
「夫婦集」など、私も大好きな作品が多いです。

 ●ご一緒に読書を楽しんでみませんか?(*^-^*)